かわいそうなオタ

さっき渋谷駅でオタ助けてあげた。オタって言ってもリュック背負ってチェックのシャツで若ハゲという見た目だけで「あ、オタだ」ってわたしが勝手に判断しただけですけど。最初あらやだあの人ホームで寝ころんでる、と思ったらわたしを見るなり上半身だけ起き上がり、お姉さん座りの格好でずり…ずり…って寄ってきて「あの、ぼく、実はさっきそこで誰かとぶつかって階段から落ちちゃったんですけど…誰も助けてくれなくて…起き上がろうとしたけどやっぱり歩けないので駅員さんを呼んできてもらえますか(;´Д`)」って言ってきました。一瞬びみょうに怖かったけど、わたしはいい人なので急いで階段を駆け上がって駅員さんを呼んできてあげました。オタはもともと気が弱そうな風貌でしたが、なんかとびきり弱ってる感じでかわいそうでした。誰も助けないっていくらなんでもひどいじゃない。落ちたのがセーラー服を着た美少女だったらみんな我先に救出を試みるくせに!そんなわけで駅員さんを率いて現場に到着したらちょうどいい具合に電車がきたのでピャーて乗り込んで帰ってきました。あのオタ大丈夫だったかしら。今後もこうやって地道に徳を積んでいきたいです。